アンチメソッドシステムの参考資料集・仏教編
仏教は引き寄せの法則ではないが、仏教の高度な理論体系・瞑想ノウハウ体系は引き寄せの理論メソッド体系と重なる部分もある。（というか引き寄せ側が歴史のどこかでパクったのだろう。）
だが願望実現をするのに仏教を学ぶ必要はない。それに、仏教は基本的に「欲を離れなさい」「すべての生き物に慈悲の心を持ちなさい」というストイック・博愛主義的な教えなので欲望肯定で利己的な願望実現とは根本的に衝突する運命である。
あと日本テーラワーダ仏教協会のアルボムッレ・スマナサーラ長老と佐藤哲朗編集局長は尊敬すべき宗教思想家で知性も人格も立派な人物だが、言ってることはその辺のうざい説教おじさんと変わらないのでああいう宗教家の人たちの言うことは真に受けない方が未来永劫来世百世にわたって幸福な人生を楽しめるだろう。ああいう道徳家の人達は悪人は必ず報いを受けるぞと脅してくるが、そんな脅しに屈していては人生の本当の幸福には達することはできないと私は断言する。因果応報・カルマの法則は古代の宗教家が自分に従わない人間を脅すために作った方便だ。嘘つくと閻魔様に舌を抜かれちゃうよという子ども騙しと同じ。世間を見てみなさい、悪人が報いも受けず我が世の春を謳歌しているのが見えるだろう。私は悪人だし、あなたにも悪人でいて欲しい。何も恐れることはない。カルマなんてないさ、カルマなんて嘘さ、寝ぼけた人が見間違えたのさ。
それでも興味ある人は仏教を勉強してみるのもいいだろう。
見る人が見てくれればわかるがアンチメソッドシステムは仏教（原始・部派・上座部・大乗・密教・一乗その他）から大量にネタをパクっています。
「な～んだアンチメソッドシステムって仏教のパクリじゃんかよ」とわかっちゃったそこのあなた！あなたは願望実現から相当遠いです。残念！賢い人は願望実現できません！その賢さを捨ててもっとバカになりましょう！
以下に推薦する情報を列挙しよう。
原始仏教（上座部仏教）の修行体系総まとめ。特に四如意足は最古の願望実現メソッドではないかという噂もある。仏教は輪廻から解脱を目指すものであって、願望実現を目指すものではないが、上座部の教えはヴィパッサナー瞑想の実践の指針になり有益。だが理解するのは相当な勉強と瞑想実践が必要なので、願望実現のためとしては割に合わない。無理して学ぶ必要はない。興味がある人は学んで損はない。自分でも後で気づいたのだけど、このブログの記事のハイパーリンク構造は三十七菩提道品のリンク構造と酷似しているんですねえ。自分でも気づかないうちに無意識にパクっていたんですね。仏教の叡智！いやはやおみそれしました。
原始仏教経典にあるヴィパッサナーの基礎テキスト。このブログの自己観察の記事は出入息念書経（というか四念処）が元ネタ。またパクリか！こんな専門的な本、大学の仏教研究者でもない人が願望実現のために読むようなものじゃないよ。
達人よしおさんのおすすめ。短いのでネットで読める。チケット、特に７章・すでにあるを理解するための参考書だと思って読むといい。悟り＝認識の変更 蓮華国＝別の領域 仏＝達人 凡夫＝難民 坐禅＝今今メソッド 悪趣＝悩み事 生死・輪廻＝願望が実現しない状態 と置き換えるといい。「すでにある」の考え方が巧みな文学表現で語られている。
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般若心経は最も短い経典として有名だが、その内容をちゃんと理解するには原始仏教の誕生から根本分裂の経緯、部派仏教の歴史、説一切有部の世界観、それに対抗した空の思想など、大乗仏教の長い歴史的コンテキストと哲学的世界観の理解が必要になるので「簡単」に理解できるものではない。引き寄せの法則もそうだが、複雑なものほど理解は簡単で、シンプルなものほど理解は難しい。願望実現のためという意味では割に合わないが、興味がある人はチャレンジするのもいいだろう。ざっくり言えばこの世は実体のないただの超リアルなバーチャルリアリティ映像で、それに気づけば（知識として頭で理解するのではなく心から納得）ラクに生きられますからメソッド実践頑張ってねって内容だ。
法華経は「すでにある」を文学的に表現した経典だ。わかりにくて読む人間を混乱させるところもチケットと同じ。天台宗・日蓮宗のほか、禅宗でも重視される経典だ。先ほど紹介した白隠禅師座禅和讃も法華経の思想を白隠禅師が巧みに表現したものだ。
非二元論を説いた経典。非二元だから善悪の違いもないし、達人と難民の違いもないじゃんとぶっちゃけた経典。相対主義の思想を学べる。もちろん二元論と非二元論の違いもない（これは「なる」系達人の７１９さんが説いていた）二而不二の思想を学んで肩の力を抜いてしまおう。
十七清浄句は煩悩、特に性欲を全面的に肯定するような内容の経典。注意して欲しいのだが、この経典は別に奔放なセックスを礼賛しているわけではないということだ。お坊さんは禁欲主義の生活をしているから自分の性欲に対する罪悪感に悩まされてそれが自己肯定感を下げて実践がうまくいかない人が多かったからこのような経典がつくられたのだということ。罪悪感から実践者を解放することがこの十七清浄句の目的だ。
エログロな表現あり閲覧注意。上と合わせて、もはや解説することもない。読みながら、心の中の罪悪感・倫理感を砂粒一つ残さず捨て去ろう。
引き寄せの法則は唯識と同じじゃないかみたいな話もある。唯識はマトリックスに似てる。唯識は非常に難解。薫習とか阿頼耶識縁起って引き寄せじゃないかと思うけどわからない。情動記憶（トラウマ含む）が新たな現象を生み出すとかそんな話だと勝手に思ってるけど検証してない。「唯識三年、倶舎八年」といってとても難解な哲学体系だ。願望実現のために学ぶようなもんじゃない。
おすすめ。
たぶんあなたがこれを読んでも、この人達が何のために何を言ってるのか何も分からないだろう。ちなみに私はわかる。ここには書かないが。こんなものを解いても願望実現にはわずかのプラスもないということははっきり書いておこう。ただし、こういうわけのわからないものを明確によくわかっていて、実際に人の利益になるようなことに利用している人もこの世界にはいる、ということは受け入れておくと、あなたの願望実現は確実に早まるということは言っておこう。
