思考停止(サマタ)の瞑想とマントラヨーガの原理
「思考停止」は文字通り頭の中の思考を止めること。もっと言えば、思考するかしないかを自分で感覚的にコントロールできるようになること(さながらラジオの音量を上げ下げするかのように。)
思考には「言語思考」と「非言語思考」がある。「言語思考」は頭の中の独り言。これは「黙る」ことで簡単に止められる。
瞑想(meditaition)は別名を「黙想」とも言う。黙って想うということだ。
「黙る」ためにはいろいろ方法があるが、初心者が独学でやって効果を出すなら、なんといっても「マントラヨーガ」が一番だ。
「マントラヨーガ」とは呪文の瞑想である。「無意味な言葉」を頭の中で連呼しつづける(口に出してもいいが、人に見られるといろいろと問題があるんじゃないかな)ことで脳内に他の言葉が出てこれないようにする瞑想のことだ。
今今メソッドなんかはこれ。
何かお気に入りのワードがあるならそれを頭の中で連呼するといいだろう。
短いアファがあるならそれを連呼するのもいい。
さて、この説明だと「非言語思考」は止まっていないことになるが、精神的にリラックスした状態で「言語思考」が鎮まると、たいていの場合「非言語思考」も鎮まることが多い(強い混乱・悩み事などがある場合が例外にあたる)。
以上が「サマタ瞑想」の一種である「マントラヨーガ」の原理だ。
あとは静かな場所で、目を閉じてゆっくりと深呼吸するのもいい。
初心者には完全な思考停止はできないが、それでも思考を「大幅に減らす」ことは可能だ。そしてその効果は初心者でも実感できると思う。
普段からなるべく静かな場所を選んで過ごすことは大事だ。
無駄にテレビや雑誌やネットを見ないことも大事だ。(無駄に、だから見たいものがあれば好きなだけ見ていい、ただ漫然と見るのはもったいない)
サマタ瞑想を繰り返し、「思考停止」することに慣れてくると、自分の「思考」を自分の意思である程度自由に「オンオフ」できるようになる。
「思考停止」のメリット
不安、不満、不足などの、ネガティブな思考が減ってくる(思考が減るので)
そして、心穏やかにリラックスして過ごせるようになる。
引き寄せの法則の立場から言えば、精神を快にしやすくなるので、快になるような現象を引き寄せやすくなるというこになる。