アンチメソッドシステムにおける瞑想理論・序説
瞑想について詳しく説明すれば、語りつくせないほど長くなるけれど、端的に言えば瞑想とは「思考停止」と「自己観察」2つのメソッドの総称なんだよ。
考えるなとは思考停止、感じろは自己観察。もっと正確に言えば「考えるな、観察しろ(観ぜよ)」となるよ。
瞑想体系は宗教宗派の違いや超宗教・非宗教とかいろいろあるけれど、究極的には瞑想はこの2種類しかないんだ。
そしてこの2種類もどちらか一方をやれば、必ずもう片方もやることになる。
だから実態としては1種類の「瞑想」しかないんだ。
まず、瞑想の重要性を説く思想(宗教)には共通して「人間は四六時中頭の中でいろいろなことを考えていて目の前の現実に集中してない」という「瞑想主義的な人間観」がある。
だから瞑想の重要性を説く者たちは、頭の中でものを考えるのを止め(思考停止)、目の前の現実に集中する(自己観察)ことを提案する。そのためのテクニック・実践・思想、それら総体が社会において「瞑想」と呼ばれているものの実態だ。
アンチメソッドシステムではもちろん、願望実現のために瞑想が重要だからという理由で瞑想の理論やメソッドを推奨している。
もちろん、瞑想を避けての願望実現も充分可能だ。苦手な人はやらなくていいが、アンチメソッドシステムとしては「下手でも可能な限り実践した方が絶対に得である」と断言する。やるかやらないかは実践者が自分で判断するといい。
瞑想については実践も重要だが、その考え方を学ぶことが重要だ。瞑想についての説明を読みながら、自分で思考錯誤して挑戦してみることを推奨する。
「思考停止」「自己観察」がどのようなものかは順を追って説明していこう。